救命救急講習会

だいぶ前になるけど、JAF主催の救命救急講習会に行ってきた。
人口呼吸や心臓マッサージなどの心肺蘇生法の実践講習で、定員20名限定。参加者は年代は(たぶん)20代から結構なご年配の方まで様々。
まずは救急隊員のデモを見る。相手は心肺蘇生法練習用の人形(ここでは勝手に呼吸君と命名)。
※なお、素人の記述なので間違っているかもしれません。。
 詳しくは「総務省消防庁 - 心肺蘇生法の流れ」http://www.fdma.go.jp/html/life/pdf/oukyu2.pdf
隊員:「大丈夫ですか?大丈夫ですか?」
呼吸君:「…」
退院:「そこの黄色い服を着ているあなた、救急車呼んでください。」
黄色い服の人:「はい、わかりました。」
隊員:「気道確保」
 (呼吸君のあごを上に上げて気道確保)
隊員:「呼吸の確認」
 (呼吸君の口元にほほを近づけ、胸の動きを見る)
隊員:「1,2,3,…、呼吸無し、人口呼吸」
 (人口呼吸を2回)
隊員:「循環のサインの確認」
 (呼吸があるか、咳をするか、体の動きがあるかを確認)
隊員:「循環のサインなし、心臓マッサージ」
 (心臓マッサージを15回)
 (人口呼吸と心臓マッサージを繰り返す)

で、次は実際に講習生がやる訳なんだけど、人のを見ていると結構おもしろい。

多いのは、呼吸君の前に座るなり人口呼吸をしようとする人。
みんなに見られている前だし、緊張するとやっぱり覚えている事から始めちゃおうとするみたいで。
あとは軌道確保、といって鼻をつまむ人。(これも人口呼吸の事が頭にあるせいか…、息できませんから!)
勘違いしていたのは心臓マッサージは止まっている心臓を動かす為ではなく、循環を代行する為。

あと、今のテキストは人口呼吸:心臓マッサージは2回:15回なのに対して、今後は1回:30回にかわるみたい。
人口呼吸って結構難しくって空気が入らないことに動転して人口呼吸ばかりを行い、心臓マッサージがおろそかになるよりも、心臓マッサージのほうを優先した方が一次救命処置としては有効らしい。

続いてAEDの使い方。
電気ショックをかけて心室細動を正常な状態に戻す機械。AEDは電源を入れると音声ですべて手順を教えてくれる、電気ショックをかける必要があるかどうか(=心室細動が起こっているか)まで判断して、音声で指示してくれるので、陣くんのネタになりそう…ではなくて、使う必要があったらとにかく電源をいれましょう。
これも止まっている心臓を動かすものではないとのこと。

約3時間近くの講習で無料。当然1回では覚えきれる物ではなく、何度も繰り返し講習を受けることを前提としているみたい。
使う状況にならないのが一番いいけど。